『白夜行』(東野圭吾)— 読み終えた後にボーっとしてしまう小説

雑記

久しぶりに小説を読んでいます。手に取った時の分厚さには億劫になりましたが、読み進めるにつれてペースが上がっていきました。

どんな小説か

ある殺人事件をきっかけに、少年と少女の人生が交錯していく物語です。時間軸は小学生時代から大人になるまでの約20年間。二人の視点ではなく、周囲の人間の視点で物語が進むのが特徴で、核心が直接語られないまま読者が推察していく構成になっています。

東野圭吾の代表作のひとつで、文庫版で850ページを超える長編です。

読後の余韻

読みきった感想は「終わった」というのと同時に、しばらくボーっとしていました。読者に考えさせる形で終わるのが興味深い。しばらくしてから「白夜行 考察」と検索しまわっていました。エヴァンゲリヲンを観終わった後の感覚に似ています。

二人の関係性に気づく瞬間

二人の物語を軸に進んでいく構成ですが、それぞれの行動が繋がっていく様にワクワクします。この関係性に気づいたのはかなり終盤でした。もっと早く気づいていれば、また違った読み方ができたのかもしれません。

いくつか不明のまま終わった事件がありますが、これも読者に想像させる意図なのだろうと解釈しています。

事前情報なしで読むのがおすすめ

狙ったわけではないのですが、帯や概要を一切見ずにクリアな頭で本編を読み始めたのが結果的によかったです。この作品に関しては、事前情報が少ないほど没入できると思います。

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