WordPressを始めたいけれど、レンタルサーバーをどれにすればいいかわからない。そんな方に向けて、おすすめのレンタルサーバー3選+αを紹介します。
私自身、2000年代初頭からレンタルサーバーを使い続けていて、さくらインターネット、VALUEDOMAIN(現GMOデジロック)、エックスサーバーなど、20年以上かけていくつものサービスを渡り歩いてきました。その過程でサーバー移行も何度も経験しています。
至って普通のWordPressを運営したいだけなら、Xserver(エックスサーバー) を選んでおけば間違いありません。迷う時間がもったいないです。以下は「なぜそう言えるのか」と「他の選択肢も知っておきたい方」に向けた解説です。
正直、有名どころならどれでもいい時代
レンタルサーバーという業界は2000年代の激しい競争を経て、生き残った業者が現在の大手・老舗です。WordPressの負荷が劇的に増えているわけでもなく、サーバー性能は年々向上し、価格は下がっている。各社ともWordPressかんたんインストール機能などを整備済みで、血眼になって差別化ポイントを探すほどの決定的な差が出づらい時代です。
とはいえ十数個も並べられては困りますよね。この記事では3つに絞り、特別な要件向けの選択肢も若干数紹介しています。
サーバーを選ぶときに気にすべきポイント
WordPress初心者がサーバーを選ぶ際に、押さえておきたいポイントをまとめました。
- コストパフォーマンス — 大手なら月額1,000円以下に収まる。長期契約で割引あり
- 表示速度と安定性 — ユーザー体験とSEO評価の両方に影響する
- セキュリティとサポート — 無料SSL証明書の有無、トラブル時のサポート体制。初心者ほど重要
- ストレージ容量 — 動画や大容量データを扱う場合は要確認。通常のブログなら気にしなくてよい
- 固定料金制 — 帯域使用量で変動しない料金体系だと予算管理がしやすい
- 情報の見つかりやすさ — 利用者が多いほど、困ったときにネット検索で解決策が見つかる
- アダルトコンテンツの必要性 — 多くのサーバーでは禁止。該当する場合は対応サーバーを選ぶ必要あり
初心者が最初に意識すること
簡単インストール機能があるサーバーを選ぶ
WordPress簡単インストール機能がないサーバーだと、FTPでファイルをアップロードして、データベースを作成して、IDとパスワードを控えて……と、開設前に専門的な操作が必要になります。手動でやれなくはないですが、初めてなら簡単インストール機能があるサーバーを選んでおくのが無難です。今回紹介した3サーバーはいずれも対応しています。
まず開設する。性能比較は後でいい
初めてのサイト開設時は、アクセス数が少ないのが普通です。サーバーの性能差を体感できるほどのトラフィックはまず来ません。最初から多機能なサーバーを選ぶ必要はなく、必要に応じてアップグレードすれば済みます。
大量アクセスで悩むような状況になったら、それは十分に利益が出ている状態です。そのときはITのプロフェッショナルに相談して、自分の時間はもっと別のことに使いましょう。
おすすめレンタルサーバーに関する前提
料金面は、各社が凌ぎを削って価格競争をしているので、老舗・大手ではさほど決定的な差はありません。まとめての年数契約やキャンペーンの有無で変動するので単純比較が難しいですが、1年以上の契約なら月額1,000円以下に収まる価格感です。
結論、WordPress初心者のうちはどれを使っても大差ありません。そうならば、情報量が多く手堅いサービスを選んでおけば間違いありません。
3サーバー比較一覧
| Xserver | ConoHa WING | ラッコサーバー | |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | エックスサーバー株式会社 | GMOインターネットグループ | ラッコ株式会社 |
| 設立 | 2003年 | 1991年 | 2015年 |
| 月額目安 | ~1,000円 | ~1,000円 | ~500円〜 |
| 特徴 | 定番・情報量最多 | 高速性能・管理画面の使いやすさ | サイト売買連携・低価格 |
| WP簡単インストール | ○ | ○ | ○ |
| 無料SSL | ○ | ○ | ○ |
| 無料お試し | 30日間 | あり | あり |
| おすすめ度 | ★★★ 迷ったらコレ | ★★★ | ★★☆ 冒険枠 |
おすすめ1:Xserver(エックスサーバー) 定番
- 月額 ~1,000円
- 設立 2003年
- 運営 エックスサーバー株式会社
- 稼働率 99.99%
- おすすめ対象 WordPress初心者〜中級者

20年以上の実績を持ち、個人から法人まで幅広く対応。最新のサーバー機器と独自の高速化技術で、表示速度と安定性に定評があります。無料SSL、WordPress簡単インストール、電話・メールサポートと、必要な機能は一通り揃っています。
12ヶ月以上の契約で月額料金が割安に。30日間の無料お試し期間あり。
おすすめ2:ConoHa WING 高速
- 月額 ~1,000円
- 設立 1991年
- 運営 GMOインターネットグループ
- おすすめ対象 表示速度を重視する方

独自のキャッシュ技術と最新ハードウェアで高速なレスポンスを実現。管理画面が直感的で使いやすく、無料SSL・自動バックアップも標準装備。12ヶ月以上の契約で割引あり。
おすすめ3:ラッコサーバー ユニーク
- 月額 ~500円〜
- 設立 2015年
- 運営 ラッコ株式会社
- おすすめ対象 サイト売買に興味がある方・コスト重視

ある程度詳しい方であれば、「ここでこれくる?」と感じるかもしれません。確かに後発で実績では大手に敵いませんが、他社にはないユニークなサービスと低価格を実現しています。
最大の特徴はラッコサービス群との連携。ラッコサーバー上のWordPressサイトを「ラッコマーケット」で簡単に売買できます(リアルタイムサイト売買は特許取得済み)。
- 不要になったブログをかんたんに現金化する
- 0から始めるより買って始めることで効率的にブログをスタートする
「ラッコキーワード」などSEO調査ツールとの連携もあり、ブロガー向けのエコシステムとしては面白い選択肢です。
特殊用途:mixhost アダルト対応
- 月額 1,980円〜(税込2,178円)
- 設立 2016年
- 運営 アズポケット株式会社
- おすすめ対象 アダルトコンテンツ運用者

アダルトコンテンツを取り扱う場合、対応しているサーバーを選ぶ必要があります。mixhostはアダルト対応で有名です。
NVMe SSD + LiteSpeed採用で高速。WordPress簡単インストール、自動バックアップ、スケールアップ機能、本番影響なしのサイト編集機能も備えています。

アダルト対応サーバーはどうしても割高ですが、一般価格の2倍に至らないのは良心的な価格帯です。12ヶ月・24ヶ月契約で割引あり。
その他参考レンタルサーバ
トップ3からは外れたものの、比較でよく名前があがるサービスを参考に記載します。
ロリポップ! 低価格
GMOペパボ提供。月額250円からのリーズナブルな料金プランが特徴。WordPress簡単インストール、無料SSL、メール・チャットサポート完備。「とにかく安く始めたい」方向け。
さくらインターネット 老舗
1996年創業、上場企業。安定性は折り紙付きです。私も一時期、さくらのVPSが大好きで何年も利用していました。月額515円から。自動バックアップやセキュリティ機能も充実。
GMOデジロック 玄人向け
CORESERVER、Value Serverなど複数ブランドで展開。私は2000年代初頭からドメイン取得やレンタルサーバーで度々お世話になっていて、今もCORESERVERを利用しています。安くて使い勝手がいい。
ただ、機能面がちょっと玄人寄りなので、WordPress初心者には難易度が高いかなと。エンジニアなら問題なくお勧めできます。
まとめ
迷ったらエックスサーバーで問題ありません。20年以上の実績と情報量の多さは、初心者にとって何よりの安心材料です。
表示速度にこだわるならConoHa WING、サイト売買やコスト重視ならラッコサーバーも選択肢に入ります。いずれも月額1,000円以下で始められる時代なので、大きな失敗はありません。
大事なのはサーバー選びに時間をかけすぎないこと。サーバーは後から変えられますが、記事を書く時間は取り戻せません。


