無料ブログとWordPressの比較 — おすすめ3サービスと独自ドメインの話

Web製作

2013年からブログを続けてきて、はてなブログ、Ameblo、note、WordPress(JIN、JIN:R、SWELL)と一通り試してきました。静的サイトジェネレータ(Hugo等)も使ったことがあります。

この記事は、これからブログを始めたい人、無料ブログからWordPressへの移行を検討している人、独自ドメインを取得すべきか迷っている人 に向けて書いています。

いろいろ渡り歩いた末の実感として、「どのサービスで書くか」より「独自ドメインを持っているかどうか」のほうがずっと大事でした。独自ドメインさえ持っていれば、プラットフォームの引っ越しは怖くありません。

この記事では、無料ブログの特徴やデメリット、そしてWordPressを選ぶ理由について整理します。

なお、厳密にはWordPressそのものは無料ですが、動かすためのサーバー環境にお金がかかるため「有料ブログ」として語られることが多いです。

無料ブログの魅力と特徴

無料ブログの最大の魅力は、初期費用がかからず、簡単に始められることです。

そしてもうひとつ重要なのが、大手ブログサービスの場合はポータルサイトを持っているので、書き始めた直後でも他人の目に触れるチャンスがあります。

2024年7月時点で、大手かつ人気のブログサービスは以下の3つを押さえておけば十分でしょう。

サービス特徴独自ドメイン向いている人
Amebloコミュニティ機能が充実。芸能人も多く利用不可趣味・日記として気軽に書きたい人
はてなブログシンプルなデザイン。有料プランで独自ドメイン可有料プランで可テキスト中心でしっかり書きたい人
noteシンプルなUI。コンテンツ販売機能あり不可手軽に始めたい人・有料記事も視野に入れる人

自分もこの3つはすべて使った経験があります。Amebloはコミュニティの力で初期から読者が付きやすいですが、収益化を本格的に狙う場所ではありません。はてなブログは2010年代半ばまではSEOが非常に強く、はてなブックマークとの組み合わせで特にエンジニアに好まれていました。noteは後発ながらシンプルなUIと有料コンテンツ販売が支持されています。

特にこだわりがないなら、noteで始めておけばひとまず十分でしょう。

無料ブログのデメリット

1. 制約とリスク:収益化の難しさ

無料ブログは手軽に始められる反面、広告収益を上げるには限界があります。

プラットフォームの規約によって広告が制限されたり、規約違反の場合には垢バン(運営側による一方的な停止・凍結)が行われ、これまで書いた記事が一切無駄になってしまいます。

更には、プラットフォーム側の広告表示が制限されたり、まあ邪魔されますよね。

2. カスタマイズの限界

無料ブログでは、デザインや機能のカスタマイズに制限があります。

見た目を細かく調整したい、任意の位置に広告を表示したい、と考えても、やろうと思ってもできないことが多いです。

そこまで拘ることなくテキストと画像のみ発信できれば十分なら、さほど問題にはならないとも言えますね。

3. サービス終了のリスク

無料ブログには、運営会社の都合でサービスが終了するリスクがあります。これは見落とされがちですが、かなり深刻な問題です。

たとえば100記事を投稿した状態で「3ヶ月後にサービスを終了します」と通知が来たとします。ブログの移行作業は記事数に比例して膨大になりますし、画像やリンクの整理まで含めると相当な時間を要します。

さらに厄介なのが、独自ドメインではなくプラットフォーム側のドメインを利用していた場合です。そもそも独自ドメインを持ち込めないプラットフォームも少なくありません。その場合、記事をバックアップして新しいブログにコピーしたとしても、Googleなどの検索エンジンからは「新規ブログ」として扱われます。

中身が完全に同じだったとしてもです。これまで積み上げてきたドメインの評価はリセットされ、アクセスは大幅に減少します。

無料ブログでは稼ぐのは難しい

前述の通り、無料ブログで稼ごうと思ってもリスクが大きすぎて釣り合いません。

お気づきの方もいるかもしれませんが、難しい理由には観点が2つあります。

  • 無料ブログは「制限が多いから」稼ぎづらい: 読者の購買意欲をそそるようなデザインがしづらいとか、そもそもプラットフォーム側の広告が掲載されてしまって読者を意図した通りに購買行動に誘導できないといった理由です。

  • 無料ブログは「自分が保有するドメイン(独自ドメイン)」を使えないから稼ぎづらい: 基本的には、無料ブログにおいてはプラットフォーム側が提供するドメインを利用しなければなりません。そうなると、その記事は「プラットフォーム側のドメインの資産」になってしまうわけですね。そのため、万一そのサービスが終了した時に、せっかく積み上げてきた評価(ドメインパワー)も含めて消失することになってしまうのです。

無料ブログでも稼げるか?という問いに対しては「稼ぐことは出来ます」という回答になります。

しかし、それ以上に失うもの(長期的な資産という価値)が大きすぎるので、割に合わないのです。

有料ブログ(WordPress)を選ぶべき理由

ここで登場するのが、ありきたりですが WordPress を使いましょうということになります。

WordPressとは何か?という説明は別の記事にまとめていますので、ここでは割愛します。

WordPressの維持コストが気になる方もいると思いますが、レンタルサーバー(Xserver等)であれば 月額1,000円前後 で運用できます。独自ドメインの取得・更新費用を合わせても 年間15,000円程度 です。有料テーマを購入する場合は別途1万〜2万円ほどかかりますが、買い切りのものが多いので継続コストにはなりません。

ドメインを取得する重要性

先ほどから「ドメインが重要だ」と言い続けてきましたが、これからブログを始めようとする段階だと、そもそもドメインって何だ?という状態の方が多いと思います。

簡単にまとめてみますね。

  • ドメイン取得のメリット: 独自ドメインを取得することで、ブログのURLが自分だけのものになります。信頼性が向上し、ブランドの一貫性を保つことができます。

  • ブログの信頼性とブランド構築: 独自ドメインは、ブログの信頼性を高め、読者に覚えてもらいやすくなります。長期的なブランド構築に役立ちます。

これだけ読んでも・・・わからないですよね。

別の記事で丁寧にまとめていますので、興味がある方は参考にしてください。というか、今後の人生においても「ドメイン」という知識を持っていた方が、怪しいURLやなりすましを見分ける助けにもなりますので、知っておいたほうがよいですね。

まとめ

「どのサービスを選ぶか」よりも「自分のドメインで運用しているかどうか」が最も重要です。独自ドメインさえ持っていれば、後からプラットフォームを変えても積み上げたものは引き継げます。

無料ブログは手軽に始められますし、趣味として書く分には十分です。自分もAmebloやnoteは今でも用途を分けて使っています。

ただ、収益化や長期運営を考えるなら、独自ドメイン + WordPressの組み合わせが結局いちばん自由度が高いです。いろいろ試してきた結果、そこに落ち着きました。WordPressの維持コストも月額1,000円前後ですから、本気でブログに取り組むなら十分に元は取れます。

WordPressの使い方は、このサイトでいろいろ取り上げていますので参考にしてみてください。

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